ルーマニアを旅して(新道雄)

このたびは、従心会倶楽部の大谷武彦代表から「美味しいルーマニアワインを堪能して来ませんか」のお誘いに同調致しまして、従心会倶楽部主催のルーマニア周遊の旅に参加させていただきました。
恥ずかしながら、ルーマニアと聞いて私が思いつくことといえば、体操の妖精コマネチ、かつての独裁的支配者チャウシエスク、そしてドラキュラ位のもので、ルーマニアの知識は皆無に等しい程でした。
今回の訪問先は、ルーマニア第2の都市ブラショフ、世界遺産の町シギショアラ、有名なペレシュ城のあるシナイア、首都ブカレストと周遊してきました。この旅程は連日快晴に恵まれて、青空に映える美しい中世ヨーロッパそのものの景色を目の当たりし、また豊かで美味しい食事も満喫して、今やすっかり熱きルーマニアファンに変貌しております。
そして、今回の旅行の大きなアクセントでもありました日本ルーマニア音楽協会・嶋田和子会長に帯同された将来性豊かな若きピアニストとバイオリニストによる三回のコンサートには、各会場に足を運んでいただいた大勢のルーマニア人の熱き反応ぶりを目にして大きな感動を覚えました。と同時に、このルーマニアでこれ程日本人演奏家を評価して受け入れてくれている背景には、嶋田会長のこれまでの功績が大きいのではないかと改めて敬意を表す次第です。
最後になりましたが、旅先の各地で親切にしていただいたルーマニアの方たち、日本人の方々、そして、従心会倶楽部、日本ルーマニア音楽協会さま「ブラボー、ブラボー!!」本当にありがとうございました。
金持ちならぬ時もち 新 道雄
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