京都南丹市訪問

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平成24年7月3日(火)から7月5日(木)にかけて京都を訪問しました。
目的は、従心会倶楽部と連携している、京都・清水寺前、350年の歴史のある七味関連食品の老舗メーカーである(七味家本舗)及び京都・丹波にあり、唐辛子、ゴマなど栽培・販売している(農業法人全笑)との方針打ち合わせの為でした。
3日は東京駅を12時過ぎのひかりで出発、地震の影響で多少遅れての発車となりました。京都駅に「全笑」の平野社長、法橋さんに迎えに来て頂き、私は法橋さんと南丹市にある「全笑」の農園を見学するために車にて向かいました。
車中、法橋さんと園部にある契約農家の状況を伺い、又その周りの地形、気候等の話が中心でした。この辺りは、かって建設会社勤務時代、凍結防止剤の工事で訪れた地域であり、懐かしく思いました。街中に比べると冷え込みが厳しい地域であるという認識はありましたがその通りでした。
園部の街中から契約農家がある国道372号線は周りを山に囲まれた昔からの農家が多く、建物を見ても歴史を感じさせる趣がある家並みでした。
農場は色々な唐辛子の試験栽培を行っていて、背の低いのが「鷹の爪」で、背の高いのが「万願寺唐辛子」だろうと推測できました。
全笑事務所における打ち合わせの後、夜は全笑の奥村取締役に、洒落た小料理屋に案内頂きました。我が故郷(長崎県大村市)が海抜450mあり同じ環境にあること、「イノシシ」、「シカ」がいて畑や作物を荒らすこと、害虫駆除のため鉄砲で撃ったりワナを仕掛けて獲物を捕獲して食べること、奥村さんの先祖が現地に住んで9代目になること、私の先祖が大村の南野家の屋敷跡地に300年ぐらい前に四国から「炭焼き侍」として入植したこと、お互いに先祖が炭焼きであることで話が盛り上がりビールから始まり、日本酒、焼酎とメータが上がり夜が更けるのが分からないくらいでした。
2日目は園部にある生身天満宮にお参り、この神社は菅原道真が生存中からお参りしていたという天満宮の中でも唯一にして最古の天満宮だそうです。建築的にも歴史を思わせる素晴らしい建物でした。宮司さんにお会いしたら、「何処からいらしゃいましたか」と聞かれたので、「千葉県の船橋」と答えたら、宮司さんも20年前まで松戸に居たとのことで妙な所で話が合ってしまいました。
その後京都・清水寺に移動、七味家本舗を訪問・打ち合わせ。さすがに350年の歴史がある店舗で風情が感じられました。又清水の舞台にも数十年振りに上がり、見渡した景色が昔と変わっていないことで安心しました。
夜は七味家の福嶌副社長に案内頂き、従心会倶楽部京都支部の篠田支部長、岡田・谷口両副支部長の方々との会食でした。場所は清楚な京美人のおかみさんと娘さん夫婦で経営する温かい、雰囲気のある焼鳥屋でした。京都の古い伝統を守りつつ、しかし未来に向けての変革を模索する若き経営者達の話に感銘を受け、すっかり酩酊してしまいました。しかも二次会まで付き合い大いに盛り上がった京都先斗町の夜でした。支部の人たちの中で、建築に興味を持たれた方も多く(特に耐震関係、リニュアル)又の再会を約束して別れました。
七味家さん、全笑さん、京都支部の方々と東京では味わうことのできないお付き合いの二日間で非常に意義深い感じが致しました。今後、訪問する度に連携を益々強化したいと深く念じました。