「今月の言葉」の反響をご紹介します(八木光久様)

「今月のことば」は、各方面からご意見やコメント等多くの反響を頂いております。
今回紹介するコメントは、富山県にお住まいで83歳の八木光久氏です。
(銀行員を経て名古屋市立鳴海中学教諭、その後富山県立工業高校、商業高校、八尾高校、北部高校教諭を歴任、更に富山県教育委員会、富山県立近代美術館館長、白山博物館長を勤める。)
毎月「今月の言葉」を愛読しております。安岡先生や、ワイルドの名言など私も大いに勉強なると共に日頃私の信条でもあり改めてエールを貰った感あります。勇気が出てきました。古人言うが如く「言霊」言葉には力がありますね。
体力が衰えてもせめて精神は青春の純粋さを持ち続けたいものです。最近私のメモ帳から《残日録》とよく似た言葉を見つけました。
日既に暮れて 而もなお焔霞絢爛(えんかけんらん)たり
歳将に暮れんとして而も更に橙橘芳馨(とうきつほうけい)たり
故に末路晩年は、君子更に宜しく精神百倍すべし《出典:菜根譚》
人生晩年は夕焼け雲のように美しく歳末の橙、柚子のように香りがする。だから成熟した老人は未だ社会の宝となれる。
ところで暑いですね。暑い!暑い!を連呼しながら気息庵庵・・・辛うじて生存しています。教師の頃は「夏暑いのは至極当然。涼しい夏は不気味だ」などと豪語しましたし実際平気でしたが今や寄る年波、連日エアコンを友としモグラの如く僅かな日陰にすり寄っています。
【富山のご自宅にて】
先生_掲載用