阿部和義氏の北欧旅行 旅行記

この度の北欧旅行に参加された阿部和義氏より旅行記を寄稿いただきましたのでご紹介させていただきます。

 阿部 和義氏

 ノーベル賞の受賞者の食事に舌づつみ

 異業種の人が集まっている「従心会倶楽部」(大谷武彦代表)が毎年行っている海外旅行は、19年(令和元年)は、北欧に行くことになった。私が4年前から参加しているこの旅行はマレーシアのコタキナバル、インドネシアのバリ島と続き、昨年はオーストラリアのシドニーに行った。昨年は女房と参加して参加した人たちと親しくなったので今年も参加することを決めた。
 「豪華客船で北欧3カ国を訪ねる旅」ということなので、豪華客船の名前につられて早速応募した。9月11日から16日までの約1週間の旅である。
 集合時間が最初は成田空港に午前6時5分というので家からは間に合いそうもないと困ったと、思っていたところ7時30分に変更されてほっとした。9時50分に成田を出て一路フィンランドのヘルシンキを目指した。参加者は18人で今までの旅行に比べると10人ぐらい少なかった。それでも大谷夫妻、雨宮夫妻や幹事の津久井、御厨さんなどの他飛島建設時代から知っている花岡さんが参加しているので楽しい旅が予想された。
 結団式では福井から参加した小寺彰三夫妻、塩谷昭文夫妻、山口武志さんのほか神奈川県横須賀から参加した柴田美知男夫妻が自己紹介して「無事に旅を楽しく」という決意をそれぞれが語った。

 ノーベル賞の町をゆったりと

 ヘルシンキから乗り継いでスェーデンのストックホルムにつき、早速ノーベル賞の町を観光した。約1千万人に対して国土は日本の1・2倍ということでゆったりした街並みだった。着いたのが現地時間で午後4時過ぎなのですぐに食事になった。市内でノーベル賞の食事が食べられるレストラン「スタンシュカラーレン」に行った。2018年のノーベル賞受賞者が食べたと同じのメニューである。
「軽く焼いた北極イワナ、玉ねぎを載せたザリガニのブイヨン」「牛骨髄のクラスト和え」デザートは「リンゴのハーモニーという名でリンゴのソルベなどが付いたバニラクリーム」というものだった。この料理を4時間かけて食べるという。我々は2時間で終わったが。味は塩辛いというのがみんなの感想だった。
 翌日、ノーベル賞が授与された場所や食事をする市庁舎などを見学した。350人もの食事を用意するということを聞いて「大変な仕事だなあ」とみんなで話した。ノーベル賞の受賞者が演説する階段も見学したり写真を撮った。

 豪華客船の甲板で風にあたる

 夕方にオーランド・マリエハイム港で豪華客船の「バルティック・クイーン」号に乗ってエストニアの首都であるタリンに向かった。船内ではバイキングの食事で中華からイタリア、フランスまでいろいろな料理が選べられた。プールもサウナもあり遊ぶところは多かった。その上にスーパーマーケットまでついておりいろいろなものが買えた。
 甲板に出ると風が吹いており気持ちが良かった。甲板でビールを飲む人もいた。ビールは地ビールで日本と比べるとあっさりしてのど越しがさわやかだった。
 タリンでは古い教会や城を見て、今度はフェリー「タリンクシリア」に乗ってヘルシンキへ。ヘルシンキでも寺院や教会等の他にシベリウス公園に行った。最終日のヘルシンキの市内観光は雨にたたられてお土産のムーミンを買うのが施いっぱいだった。