千葉哲雄氏のハノイ便り [日本の援助]

千葉哲夫
ハノイは静かな正月を迎えました。
当地はテト(旧正月)が新年の始まりですが、さすがに1月1日だけは休日です。
しかも公示で昨年12月27日(土)に勤務し、その代替えで1月2日(金)が休みになったので、1月1日から4日まで4連休になり、より一層静かな正月となりました。
毎日突貫工事をしていたアパート前のインターチェンジ工事も植栽工事を除きすべて休み、その静寂に誘われて工事現場を歩いてきました。
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左は3ヶ月程前、右は現在です。この道路がニャッタン橋(斜張橋)を通じて、昨年12月30日にオープンしたノイバイ国際空港の第2ターミナルに直結します。
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インターチェンジの入口、遠くに見えるのが自分が住んでいるアパートです。
私は現場を歩くのが好きです。こうして出来上がりつつある現場を歩くことはとても、とても好きです。土木屋の性でしょうか。幾つになっても直りません。
「地図に残る仕事」大成建設の宣伝文句ですが、完成が近づくと今までの苦労が雲散します。プロジェクトに参加できた喜びを感じる瞬間です。
このインターチェンジもニャッタン橋もそしてオープンした第2ターミナルもすべて日本の援助、日本の設計、そして日本業者の施工です。もちろん地元ベトナム側の支援とベトナムの人々の支援も決して忘れてはならないけれど、でも、でも日本人として誇らしいでしょう? 品質が良く、評判もいいですよ。このインタ-チェンジも地元の人はオープンを待ちきれず早朝沢山の人が散歩したり自転車で走る姿が見られます。
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ニャッタン橋の昼と夜です。写真の腕が悪いので良く映っていませんが、目を近づけて見てもらえれば、5色に彩られているのが分かります。スカイツリーには負けてしまうけど、すごいでしょう?
この道路とニャッタン橋ももうすぐ開通です。次回の帰国に際してはこの道路、橋を通り、そして新しい空港ターミナルでチェックインです。今から楽しみです。
インターチェンジの開通を控え、自分の住むアパート周りがどんどん綺麗になります。
新しい住居、アパートが建ち始めています。
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新居を物色する人々が休日訪れます。上の写真は新築中のアパートです。
日本と違い面白いのは、建物が完成しても仕上げは売却先が決まるまでしません。
上の写真はところどころ仕上げていますが、その場所が売却済みということです。