インドネシアレポート(第1号)

鈴木智治氏(ジャカルタ)
従心会倶楽部の皆様、インドネシアのジャカルタに駐在しております鈴木智治
と申します。こちらでの居住も長期間になり、折々の雑感を送付させていただ
きますのでよろしくお願い致します。
このたび小生が長年ボランテイアで従事させていただいているオイスカと言う
NGOの関係者から、7月末から一週間ほど、香港、上海、広州、タイ、マニ
ラなどにあるオイスカ幼稚園の先生、約30名の研修をインドネシアで実施し
たいとの依頼があり、その調整で毎日多忙の日々を過ごしています。
公益財団法人オイスカは、1961年に設立され50年以上の実績のある環境、
農業、植林分野のNGOで、国連ECOSOCにも議席を有し、子供の森計画
では20年に亘り2000校で実施の実績と聞いています。その教育分野のオ
イスカカリッジの先生方が当国で研修をしたいとの事でプログラム作成に頭を
痛めているところです。
何故このようなことを従心会倶楽部の便りに書こうと思ったかと言いますと、
従心会の会員様を募って単なる海外旅行ではなく、皆さん各々の人生の蓄積を
更に豊かにし、且つ社会貢献に活かせるプログラムに昇華していただくお手伝
いが出来ないものか?と思考した次第です。
今回のプログラムの特徴として、次の点が挙げられます。
1.現地の学校と協力しての植林活動(マングローブ)
2.植林の心”身土不二”
   人と土は一体で生命のふるさと、植林活動はその心を植えること。
3.現地文化の比較研究
   世界遺産の”ボロブドール””プランバナン”を通して仏教、ヒンズー教に
   触れての日本文化との比較
4.幼児教育における比較研究
5.世界遺産ウオークで交流、リフレッシュ
インドネシアには、日本の皇室とは違ったサルタンと言う王宮が中部ジャワの
ジョグジャカルタやその隣のソロ市にあり、ちょうど日本の京都と奈良のよう
な地区です。ジョグジャカルタは長年京都と姉妹交流の関係にあり王女は黄金
の繭(蚕)でも知られています。
そのほか食事もバラエテイー豊ですし、スパもリーズナブルな価格で十分満足
できると思います。
近い将来従心会倶楽部の皆様の”おもてなし”が出来ますように準備しておき
たいと思います。
                       於 じゃかるた 鈴木智治